多様な求人があるからこそ専門家に依頼する
クリニックには、一般診療のみの無床クリニック、美容系、透析専門、有床クリニック(19床以下)などあります。全国に約10万あります。夜間勤務はなく、交代勤務でないこと、昼間だけのところが多いので、結婚後や産後、育児中などでも仕事と家庭が両立できることに人気があり、辞める人が少ないので求人も多くありません。ママさんナースが多いので、新米ママには育児の悩み解消もできます。入院患者がいないということは、介助(清拭、排尿介助、寝衣交換などがありません。疾患については、専門科ではないので、あらゆる疾患についての知識が必要で、理解できていないと思える患者には、わかり易く説明や補足が必要です。
外来ですので、一人の患者に接する時間は少なく、多くの患者に対応するので、じっくり型ではなく、すばやく端的に指導を心がけます。
クリニックは、医師の相性とか、クリニックの雰囲気が合えば楽しく仕事ができます。その点を慎重に選ぶ気持ちが重要です。総合病院ですと、病棟を変わることで解消できる問題も、クリニックではそれしかないのですから。
クリニックの看護師の仕事は、コミュニケーションが得意な人には最適です。また、患者の対応が多いのでチームワークとコミュニケーション力も重要視されます。大勢でない人員なので、一人ひとりの重要性が高い仕事になります。従って休暇が取りづらい傾向があります。専門医院でも、その科目の経験がなくても、基本的な部分での経験は評価されるので、慣れるまでの期間は考慮されるようです。
総合病院などに比べて、アットホームな点が大きいですが、看護以外の電話対応や掃除、備品の管理、補充なども仕事に入ることがあります。クリニックによっては、人数が少ない故に相談する相手がいないという悩みもしばしばあります。患者が多く、長い間待たせる状態があり、焦りを感じる場合も多々あります。慣れることで解消されることもおおいにあります。
その上、クリニックというのは、個人経営なので、総合病院とは経営に対する考え方が大きく違います。
クリニックへの転職を考える場合には、自分の希望する事柄や条件、スキルなどを整理して、1日の外来患者数、患者の種類などを事前に調査することが重要です。そんな時には、転職サイトのコンサルタントへの接触、相談も良い方法だと思えます。
患者との話が楽しいと思える看護師は、それだけで適職という人も多いです。